「退任の挨拶」
会長・副会長・幹事・SAA
タコノアシと言う変わった名前の植物が水辺の環境を考える上で注目されています。開発の名の元に生育場所の湿地が減少して絶滅が心配されているのです。 タコノアシの生育できる所はガマ、ミゾコウジュ、サデクサ、カンガレイ等絶滅が心配されている植物や、トンボや水辺の鳥にとっても大切な環境なのです。桂川でも3箇所あった生育場所が1箇所になり、そこも乾燥化が進んで風前の灯となっていました。桂川からタコノアシが姿を消すのだろうか?と心配していましたが、今年深い藪の奥で群生地を発見しました。夏にタコノ吸盤のように白い花を付け、初冬に写真の様に茹蛸のように紅葉します。なんでもない風景ですが、多くの生物を育むとても貴重な環境なのです。